2.ユーザーメニュー
2.4. アセットデータ出力の使い方
アセットデータ出力メニューでは、管理デバイス全体の履歴データをCSVファイルに出力します。
本画面では、データファイルの作成と、作成したファイルのダウンロード、および削除の操作を行います。



【抽出条件】
CSVファイルに出力するデータの抽出条件を指定します。各項目の説明は以下の通りです。
項目 | 説明 |
---|---|
キーワード | 入力値を「デバイスID」または「アセット名」に含む、デバイス/アセットの情報をフィルタして出力します。 |
アセットタグ | 選択したアセットタグが設定されているデバイス/アセットの情報をフィルタして出力します。 |
出力期間 | 指定した期間の移動履歴をフィルタして出力します。過去6ヶ月分まで指定可能です。 |
【出力項目】
CSVファイルに出力する項目を指定します。各出力項目の説明は以下の通りです。
項目 | 出力列名 | 説明 |
---|---|---|
デバイスID | deviceId | Sigfox管理IDを出力します。本項目は固定値で、「出力項目」画面には表示されません。 |
受信日時 | time | デバイスからメッセージを受信した日時を出力します。本項目は固定値で、「出力項目」画面には表示されません。 |
出力項目(基本): アセット名 |
assetName | 選択した場合、デバイス/アセットに設定されているアセット名を出力します。 |
出力項目(基本): アセットタグ |
tags | 選択した場合、デバイス/アセットに設定されているアセットタグ名を出力します。 |
出力項目(基本): デバイスタイプ |
deviceType | 選択した場合、デバイスに設定されているデバイスタイプ名を出力します。 |
出力項目(基本): LQI |
lqi | 選択した場合、デバイスが測位したLQIの値を出力します。 |
出力項目(基本): ステータス |
status | 選択した場合、デバイスステータスの値を出力します。 |
出力項目(位置): 位置測位方法 |
source | 選択した場合、位置情報の測位種別名を出力します。 |
出力項目(位置): 緯度 |
lat | 選択した場合、位置情報の緯度の値を出力します。 |
出力項目(位置): 経度 |
lng | 選択した場合、位置情報の経度の値を出力します。 |
出力項目(位置): 誤差半径 |
radius | 選択した場合、位置情報の誤差半径の値を出力します。 |
出力項目(位置): 住所 |
address | 選択した場合、「住所取得」機能で取得した住所の情報を出力します。 |
出力項目(位置): ジオフェンス |
geofence | 選択した場合、進入していたジオフェンス名を出力します。 |
出力項目(位置): 位置ラベル |
place_label |
選択した場合、Sigfoxクラウドより受信した、Private DBサービスの位置情報を出力します。 本項目は、「Private DB」オプションを利用される場合に選択可能です。 |
出力項目(センサー): 温度 |
temperature |
選択した場合、デバイスの測位した温度情報を出力します。 本項目は、温度オプションを利用される場合に選択可能です。 |
出力項目(センサー): 湿度 |
humidity |
選択した場合、デバイスの測位した湿度情報を出力します。 本項目は、湿度オプションを利用される場合に選択可能です。 |
出力項目(センサー): 接点 |
contact / contact_view |
選択した場合、デバイスの測位した接点情報(値とラベル)を出力します。 本項目は、接点オプションを利用される場合に選択可能です。 (※2) |
- ※1: 住所情報の取得を行わずに、本画面の「出力項目(位置):住所」を選択してデータ作成を実行した場合、住所は出力されません。住所を出力する場合、移動履歴画面より住所取得を実行してください。
- ※2: 「contact_view」項目には、環境設定メニューの「接点ON / 接点OFF」ラベルの設定値が出力されます。
【操作ボタン】
項目 | 説明 |
---|---|
データ出力 | 入力した「抽出条件」「出力項目」で、CSVファイルの作成をシステムに予約します。 |
データ削除 | 作成済みのデータのうち、選択したデータを削除します。 |
進捗更新 | データの作成状況の表示を更新します。 |
【データテーブル】
作成したデータを一覧表示します。各項目の説明は以下の通りです。
項目 | 説明 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
ID | システムで管理するためのIDです。 | ||||||
処理ステータス |
作成処理のステータスを、以下の通り表示します。
|
||||||
処理開始日時 | 作成処理が開始した日時を「YYYY-MM-DD hh:mm:ss」形式で表示します。 | ||||||
処理終了日時 | 作成処理が終了した日時を「YYYY-MM-DD hh:mm:ss」形式で表示します。 | ||||||
ダウンロード期限日 |
作成したデータのダウンロード期限日です。 期限日を過ぎたデータは、翌日に削除されますのでご注意ください。 |
||||||
出力データ | リンクをクリックすると、作成したファイルをzip形式でダウンロードします。 | ||||||
文字コード | ファイル作成時に指定した文字コードを表示します。 | ||||||
出力件数 | ファイルに出力したデータ件数を表示します。 | ||||||
実行アカウント | データ作成をリクエストしたアカウント名を表示します。 | ||||||
進捗更新 | データの作成状況の表示を更新します。 |
2.4.1. データの作成手順
データ作成の手順を以下に示します。
① 「抽出条件」と「出力項目」を入力し、「データ出力」ボタンをクリックします。


② 登録確認のアラートが表示されるので、確認後「OK」をクリックします。クリックすると、作成リクエストがシステムに予約されます。(※1)

③ 作成リクエストがシステムに予約されると、テーブルにデータが1件作成されます。(※2, ※3)
「処理ステータス」列の値が「処理済み」になれば、作成完了です。

- ※1: 作成されるファイルの文字コード設定は、リクエスト時の環境設定値が適用されます。作成後の文字コード変換は対応しておりませんのでご注意ください。
- ※2: データ作成は、バックグラウンド処理で行われます。進捗状況を確認する場合は「進捗更新」ボタンをクリックしてください。
- ※3: ご利用いただく環境で他のユーザーが作成を実行している場合、完了するまで次の作成処理は開始されませんのでご注意ください。
2.4.2. データの削除手順
本機能で作成したデータは、ダウンロード期限日を超過した場合、または「データ削除」を実行した場合に削除されます。
ここでは、「データ削除」の実行手順を示します。
① データテーブルより、削除したいデータのチェックボックスにチェックを入れます。

② 削除確認のアラートが表示されるので、確認後「OK」をクリックして削除を実行します。削除したデータは復旧できませんのでご注意ください。


2.4.2. データのダウンロード手順
本機能で作成したデータは、ダウンロード期限日内においてダウンロードが可能です。以下に、ダウンロードの手順を示します。
① データテーブルより、ダウンロード対象のデータの「出力データ」をクリックします。

② クリックするとzip形式のファイルをダウンロードします。 ご利用のzip展開ソフトを使用して、ダウンロードしたzipファイルを展開してください。 展開すると、以下のCSVファイルを確認できます。
【zipファイル】
項目 | 説明 |
---|---|
出力ファイル名 | assetData_{ID列の値}_{yyyyMMdd}.zip |
【CSVファイル】
項目 | 説明 |
---|---|
出力ファイル名 | assetData_{ID列の値}_{yyyyMMdd}.csv |
文字コード |
環境設定機能の「データ出力文字コード」設定値 (「4.4 環境設定について」章を参照) |
区切り文字 | カンマ(‚ ) |
囲み文字 | ダブルクォーテーション(") |
ヘッダー | あり |